こんなお悩みありませんか?
- 絶縁不良による突発停止に困っている
- メガテスタによる定期点検は、工数も多く大変
- 絶縁抵抗監視を自動化できるようにしたい
- メガー測定と精度は変えたくない
- 感電事故を未然に防ぐ対策をしたい
- 漏電による火災対策を実施する必要がある
『絶縁抵抗監視装置』で解決!
絶縁抵抗監視装置とは?
「絶縁抵抗監視装置」は、電動機などの絶縁抵抗監視を自動化することで、保全コストの削減および絶縁不良による突発的な機器停止や事故を未然に防ぐ製品です。高精度なメガー方式で、漏電の予兆となる絶縁の劣化を正確に発見します。
一度設置すれば自動で測定するので、点検工数の削減、手作業時の感電事故を未然に防ぎます。
商品概要
メガー方式と同等の高精度で絶縁抵抗を監視します。主に工作機械に搭載されている各種モータの絶縁状態を自動監視。保全コストおよび保守用在庫品のコスト負担を低減し、突然のライン停止を事前に予防できます。
- トリガ入力で自動測定
- メガー方式のため、I0r方式より高精度な値を測定可能
- 遅延タイマーによりモータが完全に停止した後に測定が可能
- 任意の判定値で絶縁抵抗低下を検出
- 機器や容量、メーカーを問わず幅広い機器に対応
- 感電の心配は無く、安全な測定が可能
- セーフティ回路の要求される設備へも対応
- 生産工場における汎用検査装置としても使用可能
導入効果
漏電による事故・火災・故障の防止
絶縁抵抗の劣化による漏電を未然に防ぎ、様々なトラブルから、大切な社員、設備、取引先を守ります。
点検工数の削減
自動的に監視を行うので、人の手をわずらわすことがありません。また、点検時の“いじり壊し”から設備を守ります。
データ化によるDX推進(傾向監視)
継続的に監視を行い、測定値を記録します。測定値を系列化することで、設備ごとの傾向を把握することができ、早めの対応が可能となります。
用途例
- 生産設備の各種モータの絶縁測定
- 生産設備や金型などのヒータの絶縁測定
- 発電設備などの絶縁測定
- 絶縁を必要とする部品(製品)の工程内簡易測定 など
紹介動画
仕様
IRS-250 IRS-500 |
IRS-9250 IRS-9500 |
|
---|---|---|
概要 | 標準版 | 高機能版 |
外形寸法 | W88×H90×D58mm (DINレール取付形状) |
W213×H200×D94.2mm (M4ネジ4箇所) |
監視台数 | 1台 | 最大9台 |
監視設備電源電圧 | 上限220V | 上限440V |
その他 | 4-20mA出力(オプション製品) 履歴管理(オプション製品) |
Modbus(RS-485)対応
設定ツール(設定、履歴管理) ※無償 |
重量 | 210g | 820g |
消費電力 | 2.5W以下 | 4.8W以下 |
測定モード | IRS-250 DC250V / 0.1~99MΩ IRS-500 DC500V / 0.1~99MΩ |
IRS-9250 DC250V / 0.1~99MΩ IRS-9500 DC500V / 0.1~99MΩ |
使用周囲温度 | 0~55℃(氷結および結露なきこと) | |
電源電圧 | DC24V(範囲 20.4V~26.4V) | |
耐振動(誤動作) | 10~55Hz 片振幅0.5mm XYZ各方向 | |
安全カテゴリ | Class2 (JIS B 9705-1) | |
制御リレー出力 |
測定中出力 / 絶縁抵抗低下出力 / 機械故障出力 定格負荷 AC125V 0.5A / DC24V 1A |
IRS-250 / IRS-500 (本体・オプション製品)
【IRS標準版】IRS-250 / IRS-500
- 絶縁抵抗監視の自動化。メガー方式と同等の高精度で絶縁抵抗を監視します。
- 監視対象 1台
【アナログ出力装置】IRS-DA
- 測定した絶縁抵抗値を4~20mAのアナログ信号で出力
- 出力した値をPLCや外部システムに取り込み、IoTによる一括管理
【表示器】GP4115T2D-IRS
- 盤外での測定値表示や履歴表示、設定変更が行える専用表示器
- IRSのより詳細な設定変更が可能
- 「GP4105G1D-IRS」の後継機種
IRS-9250 / IRS-9500 (本体・オプション製品)
【IRS高機能版】IRS-9250 / IRS-9500
- 絶縁抵抗監視の自動化。メガー方式と同等の高精度で絶縁抵抗を監視します。
- 監視対象 最大9台
- Modbus(RS-485)対応
【表示器】GP4401TAD-IRS
- 盤外での測定値表示や履歴表示、設定変更が行える専用表示器
- 最大16台のIRS9000シリーズが接続可能
【集中管理ソフト】CMS-IRS
- Ethernet対応で、離れた場所でもPCで集中管理
- 標準仕様で最大32台のIRS-9000シリーズに接続可能
- お客様の要望に合わせたカスタマイズ可能
- 本ソフトの利用には表示器が必要
その他オプション品
【基準抵抗器】IRS-R04(標準版) IRS-R40(高機能版)
- 測定結果の妥当性を確認するメンテナンス用途
- IRS-R04の抵抗範囲(固定):100kΩ / 1MΩ / 10MΩ / 100MΩ
- IRS-R40の抵抗範囲:100kΩ ~ 100MΩ(100kΩ単位で調節可能)
Q&A
Q. 導入事例・実績が知りたい
自動車関連企業などの金属加工におけるサーボモータ / スピンドルモータ、ポンプ、ヒータなどでご使用いただいております。
絶縁抵抗計(メガテスタ)で絶縁抵抗を測定している電動機等で、IRSは導入できます。
Q. 本体1台で何台の測定対象を監視できますか?
IRS-250/IRS-500 は1台監視。
IRS-9250/IRS-9500 は最大9台監視となります。
Q. IRS-250とIRS-500の違いは? / IRS-9250とIRS-9500の違いは?
測定電圧が異なります。
IRS-250は250V、IRS-500は500Vです。
IRS-9250は250V、IRS-9500は500Vです。
Q. 測定電圧は250Vか500V、どちらを利用すれば良い?
絶縁抵抗測定電圧においてはJIS規格C1302で定められています。
ただし、個々の機器までの細かな決まりはなく、ユーザー様で決めている場合も多いです。
Q. 履歴はとれますか?
【IRS-250/IRS-500】
・オプションの表示器から確認可能です。
【IRS-9250/IRS-9500】
・設定ツールから確認可能です。
・オプションの表示器から確認可能です。
Q. 絶縁抵抗低下の判定値を変えられますか?
【IRS-250/IRS-500】
・本体のDIPスイッチから設定可能です。
・表示機から設定可能です。
【IRS-9250/IRS-9500】
・本体のボタン操作で設定可能です。
・設定ツールから設定可能です。
・オプションの表示器から設定可能です。