予防保全
事故、災害の対策はできていますか?工場の安全機器について紹介します
工場内には多くの危険があり常に注意を払う必要があり、人間の意識だけではすべての事故を防ぐことは困難です。「人は間違える、機械は壊れる」を元に安全対策をしていく必要があります。
今回は安全対策として、とくに機械やロボット回りで使用される安全機器について紹介いたします。
安全機器とは
安全機器(セーフティコンポーネント)とは、機械設備の操作やメンテナンスなどを安全に行なえるようにするための機器です。機械が故障したときや作業者が操作を誤ったときに作業者の安全を守るために機械をコントロールします。
代表例として、侵入検知機器である「セーフティライトカーテン」や存在検知機器である「セーフティレーザースキャナ」があります。
セーフティライトカーテン
セーフティライトカーテンは、機械の危険領域への作業者の侵入を遮光により検知し、作業者に危害を与えないよう機械を安全に停止させるセンサです。
用途として、以下のような場所に利用されます。
・油やほこり等、機器の故障要因が多い場所
・災害が発生した際に被害が大きくなると想定される場所
・海外輸出等、安全の規格が厳格な場所
セーフティレーザースキャナ
セーフティレーザースキャナは、人や物の存在を検出できます。領域内で人が作業をしていることを警告する等に用いることができます。
セーフティライトカーテンと比較して、下記のような特徴があります。
・危険領域の範囲を細かに設定できる
・危険領域に近づいた際の警告領域を設定できる
セーフティマット
セーフティマットは、人や物の存在を検出できます。セーフティレーザースキャナと用途としては同じになりますが下記の点で異なります。
・他の機器と比較して簡単に導入できる
・他の機器と比べて低コストで導入できる
ただし、下記のような注意点があります
・重いワークが落下した場合などの強い衝撃があった場合に破損する恐れがある
・レーザースキャナと違い防護領域が複雑な形状の場合に対応しにくい
セーフティエッジ
セーフティエッジは、主に機械設備の扉や柵などの可動部分などに取り付け、人や物との接触検知します。
防護シャッターや工作機械の扉で、手や体を挟む事故を防ぐ際に用いることができます
まとめ
ISO12100では「安全とは、受け入れ不可能なリスクがないこと」と定義されています。安全機器を利用して、災害を未然に防ぎましょう。
安全機器は、各メーカから様々なサイズ、機能を揃えていますのでお客様の用途に合わせて導入することが可能です。
竹中電機では、お客様に合わせたお困りごとの解決方法を提案させていただきます。 何かお困りごとがありましたら竹中電機までご相談ください。